印章
法人印
法人角印
一辺が20mm~30mmの正方形の角印が一般的です。会社の認印のような印です。
会社印は、会社・団体の権威と象徴を表す大切な印鑑です。法人や団体の契約書、領収書、その他一般的な文書に使用します。
印材の形状
印材の形状は大きく分けて3つあります。印材の丸みやくびれは印材のメーカーによって多少異なることもあります。印材の長さは60mmが一般的です。印材の形によって用途が決められているわけではありませんが、概ね一般的に下記の用途で使用されます。
丸棒(まるぼう)
真っすぐで天頂部が丸みを帯びているのが特徴です。実印、銀行員、認印など、個人用のハンコに主に使用されます。
個人印
実印
契約時に使用者の意思を証明するためのもので、住民登録のある市町村役場に登録したハンコのことです。原則として15歳未満は登録不可です。市町村によって違いますが、大きさは「8㎜の正方形に収まらず25㎜の正方形からはみ出さないもの」という規定が多いです。戸籍上の氏名、苗字、名前のいずれかが完全に表示されたものに限られ、苗字に名前の一部をつけたものや、苗字と名前の頭文字同士を組み合わせたものや氏名を平仮名やカタカナに変えたものは登録できない場合があります。
銀行印
銀行に届出をしているハンコ。用途は銀行預金、郵便貯金など。
ATMの上限を超えた取引を銀行窓口にて行う際は、届け出た銀行印が必要になります。本人確認にもなるため、実印と並んで大切なハンコであり、保管に気を付けたいハンコでもあります。
印材の種類
百年チタン印鑑
チタンは高い強度を誇り、航空宇宙産業や高級スポーツ用品などにも使われています。
火災や水害などの災害に対しても錆びたり燃えたりすることなく、さらに摩耗に強く、印章としての一番大事な捺印性能は、象牙をも上回る程きれいな捺印ができます。
カーボン印鑑
金属同様の強度や剛性を持ち軽量なため、航空・宇宙業界を始め、スポーツ界からレジャー業界まで幅広い分野で使われているカーボンを使用した印鑑です。
カーボン(炭素)はダイヤモンドを構成する素材でもあり鉄の4分の1の軽さでありながら、強度は鉄の10倍もあり、さらに、耐摩耗性、耐熱性、熱伸縮性、耐酸性、電導性に優れた、金属に代わる注目の素材です。
セルチタン印鑑
イタリア産セルボディと純チタンの融合。国内外の有名ブランドが高級眼鏡用セルフレームに採用しているイタリア産の天然樹脂素材でチタン印の表面を覆いました。アセテート樹脂は、綿花を原料としてつくられる自然素材です。このため人や環境に優しく、持ったときにも暖かみを感じて手になじみやすい特徴があります。
リザード 革張りチタン印鑑
ステータスを感じさせる本物の触感。高級ブランドのバッグや財布などに使われているリザード革を国内有数の工房で仕上げた、チタン印です。
白水牛
天然の角の為、白っぽい飴色の物から、クリーム色、深いグレイ物まで天然模様の入り方・風合いは1本ごとに異なります。多種多様な色合いと独特の模様が特徴の美しい印材です。
柔軟性があり、ねばり強く、捺印したとき印影が鮮明にうつります。
オランダ水牛
その見た目の美しさや色味からとても人気の実印素材。 色は茶色とクリーム色が混ざり合っており、その濃淡によって呼び名が異なります。牛角のどの部分を使うかによって品質が異なり、芯の部分がもっとも高級とされます。
黒水牛と同じく、印鑑の頭にくぼみのある物は「芯持ち材」で、ひび割れにくく耐久性が高い特徴があります。
黒水牛
天然素材が生む柔らかい黒色の印材は古くから多くの人々に愛されており、印鑑として代表的な素材でもあります。
ナチュラル黒水牛
天然の水牛の角をそのまま使用しておりますので、黒と白の縞模様が美しく、それぞれに異なる模様は世界に1本だけの価値を持たせます。
琥珀
琥珀は古来より宝石として重宝されてきました。数千万年~数億年前の針葉樹や広葉樹の樹脂が土砂などに埋もれ化石化した樹脂の化石です。樹脂であるため手になじみやすく、温かみがあります。
美しい色合いと輝きを持ち、本象牙に並ぶ高級印材として人気です。
印材として使用するために人口樹脂と合成加工して強度を高めていますが、繊細な素材であるため使用後のお手入れや保管に注意が必要です。
アグニ
天然木(真樺)に樹脂を浸透させて作られた印材です。木材と樹脂を高圧加熱処理することによって狂いや歪み、ひび割れが極端に少なく、耐久性が高いのが特徴です。
名前の由来はインド神話に登場する神様、Agni(火の神様)からで、奥深い赤褐色と美しい木目が特徴です。彩樺と同じく、木材資源の保護を考慮して間伐材と樹脂より作られた、新しいタイプのエコ印材です。
彩樺
天然木(真樺)と樹脂を利用して作られた印材です。木材と樹脂を高圧加熱処理することによって狂いや歪み、ひび割れが極端に少なく、耐久性が高いのが特徴です。
天然木の美しい木目も際立ち、木の風合いをしっかりと楽しめます。
間伐材と樹脂作られた印材でもあり、美しくも新しいエコ印材です。
本柘
別名「あかね」とも呼ばれ、非常に緻密な木目で高い硬度と強い粘りを持ち、細かい彫刻に適した鹿児島県産の本柘。色のツヤが美しく、古くから印鑑の材料として親しまれてきた伝統的な木材です。 緻密な繊維分は捺印性もよく、使用後の手入れ等をまめに行っていただくことで末永く利用することができます。非常にコストパフォーマンスの高い材質です。